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カスタマーレビュー
おすすめ度:
戯言シリーズ2作目
(2008-12-13)
戯言シリーズの二作目ということで一作目から続いてこの本を読みました。
主人公の残酷さというんでしょうか。それが如実に出ていた作品でした。
そして主人公と殺人鬼とのやり取りが面白かったですね。
あと一作目では挿絵で登場キャラクターそれぞれの絵が載っていましたが、
今回では重要キャラクターの絵のみだったので、他の人物なども見たかったです
まあ、人物描写はきちんとされてるので問題はないのですが。
事件の真相が少しずつ、本当に少しずつ提示されるので理解りやすかったです。
そして最後の一ページがすごかった。
最高傑作
(2008-08-21)
二巻目にして戯言シリーズ最高傑作。
この作品以降主人公であるいーちゃんの受動化が加速し、それにつれ物語がどんどん解体、破壊され、物語の意味が空虚化していきます。
その構造はとても興味深く面白いけれど、完成度という意味ではこの作品がピカイチでだと思います。
魅力的なキャラクターとよく出来てるプロット。まさに上質なエンターテイメントとして安心して読める。
今作でも相変わらずいーちゃんは受動的な奴ですが、その意味合いが他の巻とは決定的に異なります。
受動的故に能動的という逆説が今作の面白みです。
俺は零崎ってんだ。で、お前は誰よ?そっくりさん。
(2008-08-21)
西尾維新の戯言シリーズのパート2。
前回の孤島での惨劇から、日常の生活に戻ったいーちゃん。大学に入学したての彼に強烈な個性を持った友人ができて誕生パーティーに招待される。しかしそこで起きるのは、惨劇。
本領発揮です。
今回の事件は孤島というギミックなどはない、ごく日常で起きたモノ。よってその日常が友人のあっけない死で壊される描写は孤島の時よりもビクリとさせる。また、今回は殺人鬼・零崎人識が登場するのだが、コイツの思考はかなりやばい。彼と主人公が殺人論議するシーンでは主人公もまた、普通じゃないことを知るだろう。
本編のクビシメ殺人の謎と同時に、零崎という殺人を良しとする存在を描く事で、この物語全体を西尾維新の「あっけない死」ということがじつにリアルさを帯びてゾクゾクさせる。
2作目にして衝撃の展開です。
これでもかと容赦ない仕打ちの数々。
この混沌とした世界で生きる主人公・いーちゃんに注目したい。
戯言
(2008-08-11)
殺人事件はクリスティの「アクロイド」と「そして誰もいなくなった」を足して割ったような構成になっており前作ほど上手いトリックが使われているわけではない.本作の醍醐味は心理描写にある.純粋な,純粋すぎる思い.それをたったの一言で完全に否定する.後味はともかく秀逸な作品だ.
本当に酷いのは誰?
(2008-06-13)
『戯言シリーズ』の2作目,02年05月のノベルスの文庫化です.
ミステリとしてもまずまずだった前作とは雰囲気が違っており,
どちらかと言えば,事件は物語のためのきっかけくらいの印象で,
犯人やトリックなどより,動機や人間関係が強く出ているようです.
中でも,主人公の内面が嫌悪感を抱きそうなほどに深く描かれ,
ほかの人物が崩れていくさまも,エグいながらも読みどころです.
主人公の酷さや冷たさばかりが目立っている『やり取り』にしても,
真相が語られたあとからでは,また違って映るのではないでしょうか.
また,『ひと言』で一気に引き落とされる最後がなんとも言いがたく,
締めに綴られたシンプルな英語のメッセージが苦い余韻を引きずります.
これ以外にも,過去への意味深な思いや暗い未来を暗示する言葉など,
前作と同じく詳細は語られないものの,まだまだ広がりそうな感じです.
ノベルス版との違いは,表紙,扉絵,アトガキ,表紙袖にある前口上で,
文庫版オリジナルのしおりとカラーの扉絵はサブタイトルにある少年くん.
加筆や修正の類は,これからの文庫化でもできるだけおこなわないそうです.
なお,先の少年くんをメインに据えた新作が今後四部作で予定されており,
08年08月の『メフィスト』誌から先行掲載,書籍化されていくとのことです.
おすすめ度:
戯言シリーズ2作目
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主人公の残酷さというんでしょうか。それが如実に出ていた作品でした。
そして主人公と殺人鬼とのやり取りが面白かったですね。
あと一作目では挿絵で登場キャラクターそれぞれの絵が載っていましたが、
今回では重要キャラクターの絵のみだったので、他の人物なども見たかったです
まあ、人物描写はきちんとされてるので問題はないのですが。
事件の真相が少しずつ、本当に少しずつ提示されるので理解りやすかったです。
そして最後の一ページがすごかった。
最高傑作
二巻目にして戯言シリーズ最高傑作。
この作品以降主人公であるいーちゃんの受動化が加速し、それにつれ物語がどんどん解体、破壊され、物語の意味が空虚化していきます。
その構造はとても興味深く面白いけれど、完成度という意味ではこの作品がピカイチでだと思います。
魅力的なキャラクターとよく出来てるプロット。まさに上質なエンターテイメントとして安心して読める。
今作でも相変わらずいーちゃんは受動的な奴ですが、その意味合いが他の巻とは決定的に異なります。
受動的故に能動的という逆説が今作の面白みです。
俺は零崎ってんだ。で、お前は誰よ?そっくりさん。
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前回の孤島での惨劇から、日常の生活に戻ったいーちゃん。大学に入学したての彼に強烈な個性を持った友人ができて誕生パーティーに招待される。しかしそこで起きるのは、惨劇。
本領発揮です。
今回の事件は孤島というギミックなどはない、ごく日常で起きたモノ。よってその日常が友人のあっけない死で壊される描写は孤島の時よりもビクリとさせる。また、今回は殺人鬼・零崎人識が登場するのだが、コイツの思考はかなりやばい。彼と主人公が殺人論議するシーンでは主人公もまた、普通じゃないことを知るだろう。
本編のクビシメ殺人の謎と同時に、零崎という殺人を良しとする存在を描く事で、この物語全体を西尾維新の「あっけない死」ということがじつにリアルさを帯びてゾクゾクさせる。
2作目にして衝撃の展開です。
これでもかと容赦ない仕打ちの数々。
この混沌とした世界で生きる主人公・いーちゃんに注目したい。
戯言
殺人事件はクリスティの「アクロイド」と「そして誰もいなくなった」を足して割ったような構成になっており前作ほど上手いトリックが使われているわけではない.本作の醍醐味は心理描写にある.純粋な,純粋すぎる思い.それをたったの一言で完全に否定する.後味はともかく秀逸な作品だ.
本当に酷いのは誰?
『戯言シリーズ』の2作目,02年05月のノベルスの文庫化です.
ミステリとしてもまずまずだった前作とは雰囲気が違っており,
どちらかと言えば,事件は物語のためのきっかけくらいの印象で,
犯人やトリックなどより,動機や人間関係が強く出ているようです.
中でも,主人公の内面が嫌悪感を抱きそうなほどに深く描かれ,
ほかの人物が崩れていくさまも,エグいながらも読みどころです.
主人公の酷さや冷たさばかりが目立っている『やり取り』にしても,
真相が語られたあとからでは,また違って映るのではないでしょうか.
また,『ひと言』で一気に引き落とされる最後がなんとも言いがたく,
締めに綴られたシンプルな英語のメッセージが苦い余韻を引きずります.
これ以外にも,過去への意味深な思いや暗い未来を暗示する言葉など,
前作と同じく詳細は語られないものの,まだまだ広がりそうな感じです.
ノベルス版との違いは,表紙,扉絵,アトガキ,表紙袖にある前口上で,
文庫版オリジナルのしおりとカラーの扉絵はサブタイトルにある少年くん.
加筆や修正の類は,これからの文庫化でもできるだけおこなわないそうです.
なお,先の少年くんをメインに据えた新作が今後四部作で予定されており,
08年08月の『メフィスト』誌から先行掲載,書籍化されていくとのことです.

